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絶滅危惧種、誰でもテレビで1度は耳にした事があるこのフレーズ
ネーミングから連想すると
地球からいなくなってしまいそうな生物で
なにやら法律で国から守られている?
と思いきや調べてみると少し違いました。
絶滅危惧種とは世界的に定められた物ではなく。
日本は日本独自の絶滅危惧種を選定していて
なんと法律では一切守られていなかったのです!
それでは早速リサーチ開始です!
今回は環境省に電話もしてみちゃいました 笑
絶滅危惧種に関する
私、猫背の大いなる勘違いを正して行きたいと思います!
- 絶滅危惧種とは?
- 絶滅する主な原因?絶滅のスピードは?
- 法律的に守られているよね?
絶滅危惧種とは
それでは猫背の勘違いから
絶滅危惧種とは絶滅しそうな数の少ない生物、国が指定していて、 ある程度法律で守られている。捕獲などしたら罰せられる。 日本の絶滅危惧種は100も無いと思っていました。。。。が |
正しくは↓
絶滅危惧種(ゼツメツキグシュ)とは国等の機関に定められた
今後生存が危ぶまれる生物、動植物種を言います(昆虫も含まれます)。
日本では日本の環境省が選定ており、これといった法律は一切ありません。
法律で定められた物ではありませんので
私、猫背が使用していた指定と言う言葉は妥当ではなく
正しくは選定と言います。
(環境省電話確認済・指定と言う、法律は無い)
絶滅危惧種はあくまでも絶滅しそうな生物のリストアップなのです。
絶滅危惧種のリストアップをレッドリストと言い。
レッドリストにリストアップされている絶滅危惧種の原因等を詳しく
解説している本をレッドデーターブックといいます。
- レッドリストはおおむね2〜3年に1度
- レッドデーターブックはおおむね5年に1度改丁されます。
この上にある種の保存法と言う法律では絶滅の危機にある
動植物を指定しています。種の保存法、絶滅危惧種の両方に
指定選定されている種も中にはいます。
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絶滅危惧種、日本におけるその数は?
日本では動物、植物、昆虫などおよそ9万種類以上の生物が生きています。
そして環境省がレッドリストに定めている絶滅危惧種はそのうちの3.5%、
3,155種です。結構いるものですね3,155なんて。
日本に3,000以上も選定されているので1つや2つ身近な
種があっても不思議ではないですね。調べてみました。
絶滅危惧種 日本で身近な動植物は?
3つ程ご紹介させて頂きます。
- まずは沖縄の県鳥、ヤンバルクイナ!
- タガメ&ゲンゴロウ!
- ラッコ
沖縄本島、ヤンバル地区の森林だけに生息する鳥で、
1981年にはじめて発見されました。長い間天敵がおらず、
空を飛ぶ事を忘れてしまった鳥です。
なおヤンバルクイナは絶滅危惧種だけではなく、
国内希少野生動植物種として指定されており
種の保存法で保護されております。
両方とも昔は子供に圧倒的な人気があった昆虫です。
田んぼの水の中で生息していて、一昔前なら
ペットショップでも容易に入手できましたが今や絶滅危惧種です。
なかなかお目にかかれなくなっています。
動物園でも子供に人気のあるラッコはその昔、毛皮が大変高価に
取引される為、乱獲され絶滅の危機にありました。日本では選定のみで
種の保存法では保護されておりませんが、アメリカ カリフォルニア州などでは
種の保存法的な法律で保護されています。
このように日本では保護されていなくても海外で法律的に守られている
種も沢山います。
アメリカの話がでましたので少し脱線して世界ではどうなのでしょうか?
スイスに本拠地を置く国際自然保護連合(IUCN)で
発表しているレッドリストでは約2万種類を指定しております。
日本のレッドリストもIUCNを基準に作成されています。
正、日本は独自の判断でリストアップしていますので
世界のレッドリストとは違いがあります。
絶滅する主な原因!
皆様も もうお気づきだと思いますが絶滅の主だった原因、
悪のゴンゲは我々人間です。
猫背の勘違い
絶滅の主な原因は人間の環境汚染。絶滅のスピードは年間20種ぐらいが 地球からいなくなっているんじゃないのか?100はないだろう。 |
正しくは↓
人間が行う様々な行為が沢山の生物へ悪影響を与えています。
- 大規模開発による森林伐採
- 工業からの排煙による環境汚染
- 工業廃水等から起こる水質汚染等
- スポーツハンティングや密猟による行為
- 人間が外来種を持ち込み在来生物に悪影響(絶滅)
絶滅のスピード
地球が誕生して40億年、現代までに大量絶滅危機は5度程あったと
言われておりますが、それらは数千〜数十万年をかけて起こった出来事であり
1年単位に直すと2億年前は1年に0.001種の絶滅ペースでした。
0.001種とは1年で滅びる生物はイナイと言う事です。
(1000年で1種いなくなる計算です。)
しかしながら
現在では、1年に4万種が絶滅していると言われてます。
先ほどの恐竜が住んでいたとされる2億年前から比べると
なんと4,000万倍の倍のスピードなのです。
どれだけ早いかと言うと
人の歩く時速が約5kmとして
その4,000万倍のスピードですから
音速が時速1,224mと言われているので(温度にもよるが通常秒速340m)
音速の163倍、音速の163倍 マッハ163で滅んでいる事になります。
昔は人の歩く程度の絶滅スピードだったのが
いまや マッハ163恐ろしい数字ですね。
地球上、現在発見されている種類数は175万種。未だあろうと
考えられている未発見生物が2,825万種。
地球には合計3,000万種存在していると言われております。
その中から年間マッハ163のスピードで4万種が絶滅しているとすると
あと1,000年も経たないうちに地球は滅んでしまうかもしれませんね。
絶滅危惧種は法律外の事
最後に、絶滅危惧種にまつわる法律のお話。
猫背の勘違い
絶滅危惧種と言われているぐらいだから、法律で罰せられたり、規制が大変厳しい! |
正しくは↓
残念ながら環境庁が選定している絶滅危惧種は
法律的には一切守られてはいません。
その証拠に指定ではなく「選定」と言う事が使用されてます。
危惧はするものの、なかなか取り締まれないと言う状態なのです。
では滅んでしまいそうな動植物種を無視にするのか!
と言うと そうでもありません。
日本にも絶滅危惧種より更に危険度が高いと思われる種を
守る法律が存在しています。
それが先に少しお話した種の保存法です。
種の保存法の罰則は厳しく捕獲等をした場合:
- 個人の場合:5年以上の懲役、500万円以下の罰金
- 法人の場合:1億円以下の罰金
とされております。
またグローバル的にみたらワシントン条約と言うものがありますが
これは基本的に輸入輸出を制限する条約で違反者は関税法や外国為替法等で罰せられるそうです。
まとめ
絶滅危惧種いかがでしたでしょうか?
絶滅危惧種とは
- 環境省が選定するもので、生存危機にある野生動植物種です。
- 法律では一切守られていない。
- 日本で3,100種以上選定されている。
- 絶滅の原因は主に人間。
- 世界には9万種以上の絶滅危惧種がいる。
- 国によっては絶滅危惧種に対して大変厳しい法律がある。
これだけ抑えれば小学生の子供に聞かれてもビシっと
お答えして頂けると思います。猫背の勘違いも解消されました!
(基本猫背は子供に聞かれた時にビシっと答えたいから調べています。)
日本の絶滅危惧種は某国と比べて確かに法律規制が無いのは
残念ですが、
日本には国内希少野生動植物種を保護する
- 種の保存法をはじめ
- 鳥獣保護法
- 動物愛護管理法
- 外来生物法
- 文化保護法
絶滅危惧種よりより危機がせまる絶滅寸前の種を守る法律。
鳥獣の保護及び狩猟の適正化を図り生物の多様性を維持する法律。
動物の愛護及び管理に関する法律。
特定外来生物による被害を防止し生物の多様性の確保を目的とする法律。
天然記念物・特別天然記念物のシマフクロウ、とき、
おおさんしょううなどを守る法律。
などが多くの法律が存在し、生物の多様性を維持に全くの
無関心と言う事はなく、猫背は大変前向きであると思っています。
最後までお読み頂き有難うございました。
裏町猫背
生物の多様性とは地球上の生物は全て繋がっていると言う考え方です。
持ちつ持たれつの関係なので、この生物だけ滅んで大丈夫とかは
無いと言う考え方です。