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みなさまは
再生可能エネルギーと言う言葉をご存知ですか?
最近、よく耳にするこの再生可能エネルギーとは
いったい どういったエネルギーなのでしょうか?
そして日本ではどんな再生可能エネルギーが
消費されているのでしょうか?
突然息子に
「再生可能エネルギーってなぁに?」と
聞かれても大丈夫なように調べてみました。
再生可能エネルギーとは?
再生可能エネルギーとは自然界において
おおむね50〜100年の間に得る事が出来る、
エネルギー源から得るエネルギーを言います。
またの名をグリーンパワーと呼びます。
具体的にお話しますと
例えば
石油や天然ガスは数百年から数千年数万年と言う長い年月をかけて
動物の死骸や朽ち果てた植物たちが土に埋まり蓄積され、
生まれるエネルギー源です。
ですからこの2つは再生可能エネルギーには属しません。
一方、日本で消費しているエネルギーの1.6%を
占める水力発電(エネルギー)は
字の如く水の力を使うエネルギーなので、雨や既存の川の水や海の水などを
利用するので何千年も待たなくてすみます。
よって水力発電はすぐに利用できるエネルギーですので
再生可能エネルギーとして分類されております。
再生可能エネルギーの種類は
さてさてそれでは、再生可能エネルギーには
どんな種類があるのでしょうか?
再生可能エネルギーは大きく分けて5種類。
- 太陽光発電
- 水力発電
- 陸上風力発電
- 地熱発電
- バイオマス
近年認知度と共に普及率が急上昇の太陽光発電。
文字通りエネルギー源が太陽ですので環境にも大変優しいです。
太陽の熱をパネルで吸収して電気に換えます。
2012年には固定価格買取制度(*1)と言う制度が現れ
太陽光普及に拍車をかけました。
水力発電は日本で最も歴史の古い再生可能エネルギーです。
成熟した技術がありますので、昔は巨大なダムを利用して
発電していましたが、今は河川などの自然の川の流れを
利用して発電できるようにもなっています。
二酸化炭素を全く排出しないので地球にとても
ラブなエネルギーです。
水力発電は発電量が大変多いので、しばしば他の再生可能エネルギーとは
切り離して考えられてます。
ご存知、風の力で風車を回し電気に変換します。
風がある場所であれば太陽光とは違い夜中に発電する
事も可能です。
発電するためのコストも安く
エネルギー変換効率も大変高いです。
また設備工事期間が大変短い、設備が直ぐに完成するのも魅力の1つです。
地球1,500m底のマグマから上がって来た
蒸気の力を使い高速でタービンを回しエネルギーを
電気に変換します。
植物や動物の生物体、生ゴミ、家畜の排泄物などを利用し
直接燃焼させたり、ガス化する事に
より発電します。
環境維持を増進し、廃棄物をエネルギーとして再利用します。
CO2も「京都議定書」(*2)における取り扱い上、排出されないとされています。
大変自然に大変優しいエネルギーです。
(*1)固定価格買取制度は再生エネルギーで発電した
電気を政府が決めた価格で一定の期間買い取る事を電力会社に
義務つける制度です。
(*2)
京都定義書1997年京都で行われた気候変動枠組条約締約国会議
地球温暖化の原因の温室効果ガスの量を2008~2012年の間に
各先進国において減少しましょうと言う取り決めです。
日本のエネルギー消費量
日本のエネルギー消費の割合は
素朴な疑問から調べてみました。日本のエネルギー消費の割合・中身は?
いったいどうなっているのでしょうか?
日本のエネルギー消費割合はこうなってます!
- 天然ガス 42.5%
- 石炭 27.6%
- 石油 18.3%
- 原子力 1.7%
- 水力 8.4%
- 再生可能エネルギー(水力以外)1.6%
以外や以外
原子力は1.7%と何気に少ないんですね。
水力発電は再生可能エネルギーの1つですが
割合が原子力より大きいのには驚きですね。
そして
再生可能エネルギー(1.6%)に水力(8.4%)を足すと
再生エネルギー全体のパーセントが10%にもなるなんて
グリーンパワーの底力を感じます。
さてさてこれらの再生可能エネルギーは純国産なのでしょうか?
(日本で採れるの?)それとも輸入?
調べてみました。
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日本のエネルギー自給率は?
なんと純国産エネルギーは僅か4%。残り96%は
輸入でまかなっております。
少しグローバルに見てみますと
4%の日本に比べて
- ドイツでは27%
- アメリカは63%
- 中国においてはなんと95%が純国産エネルギーを
使用しております。
世界的にみても日本が圧倒的に少ないのが分かりますね。
パーセントをもっと上げられない物でしょうか?
それは決して不可能ではないのです。
それを立証すべく とても興味深いデーター(事実)があります。
ヨーロッパはデンマーク。
消費エネルギーの20%を国産の風力発電でまかっているのです。
日本の再生可能エネルギーが1.6%で風力発電はそのうちの
0.5%ぐらいですので デンマークの20%は凄まじい数字ですね。
しかし そんな風力発電に強いデンマークですが
実はその昔、(1970年頃)は僅か2%しかなかったそうです。
1973年から
デンマークは風力発電に本格的に国を上げて
取り組み、そのわずか40年後の現在、
脅威の20%を叩き出したのです。
そして今後、2020年までには風力で
50%を目指しているそうです。
日本も再生可能エネルギーのパーセントを
増やせる可能性が十分にあると言う事ですね。
まとめ
再生可能エネルギーはいかがでしたでしょうか?
これで子供に聞かれてもバッチGOOD!ですね。
人間が生きて行く上で必要なエネルギー消費は年々うなぎ登りです。
2030年には1990年の2倍の消費になると言われております。
原因は人口の増加や生活が豊かになった事で
今まで使用していなかった電力消費があるからです。
しかしながら火力発電や石炭、石油、原子力と
便利なエネルギーの裏にある副作用を人間はけして忘れてはいけません。
膨大なエネルギーから生まれるCo2や先のPM2.5など
沢山の地球に有害な物質がエネルギーを作る際に
生まれてしまうのも事実だからです。
私は再生可能エネルギーの増進を切に祈ります。
エネルギーは必要ですが地球に優しくないと本末転倒です。
地球は我々の一部だからです。
最後までお読み頂き有難うございます。
裏町猫背(ウラマチネコゼ)でした。
“再生可能エネルギーとは?発電にはどんな方法がある?” への1件のフィードバック